蒼生 セミリタイア。生きること自体の問いに答える生き方。

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孫氏の兵法① 戦わない事こそ重要

 

こんにちは、蒼生です。

今日は孫氏の兵法について書いていきます。

孫氏の兵法は紀元前500年前に中国の孫武という人物によって書かれた兵法書だといわれています。

孫子』以前は、戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かった孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為によることを知り、勝利を得るための指針を理論化して、本書で後世に残そうとした。

wikipedia

孫氏の兵法は卓越した戦争論として後世に絶大な影響を与えました。

近代ではベトナム戦争湾岸戦争でも両軍が読んでいたといわれています。

孫氏の兵法の寡兵をもって大軍を破る、をベトナム側はベトナム戦争で実現しました。そのためアメリカ側はこれをとても研究したようです。

この通り、紀元前の書物なのに依然として有効な孫氏の兵法ですが、

昨今ではビジネス書として読まれることが多いようです。

ソフトバンク孫社長なども孫氏の兵法を愛読していると公言しています。

現代の戦争はビジネスだ!ということなのかもしれません。

 


 

最も重要なのは戦わないこと 


 

百戦百勝は善の善なるものにあらず。

戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。 

 

孫武の生きた時代は群雄が割拠していて、もしAとBが争って兵力を消耗させれば、まわりのCやDが漁夫の利を取りに来る、という状態でした。

つまり戦いは他に方法がない時の、最後の手段なのです。

この敵多数の状況がグローバル化した現代のビジネス戦争と近いのかもしれません。

そのため孫氏の兵法では戦争を避けるべきだと戒めます。

 

孫氏いわく、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。

➡ 戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡がかかっている。それゆえに、最新の検討を加えてかからなければならない。

 

戦争がいかに民衆にとって害であるかそれは古今東西変わりはありません。

でも日本は長く平和を維持しているためか、最近は右傾化といわれていますが戦争の害を想像できない人が多いのではないかとたまに思います。

幸徳秋水 帝国主義を論ず ローマの貧民

わたくしは、当時ローマの貧困な多数の農夫が少数の富人と共にあるいは富人に従って、いわゆる国家のたえに戦場に赴いたことを知っている。

(彼らはとても勇敢に戦った)

そして、わたくしはさらにまた、彼らがさいわいに戦争に勝ち、五体が無事で帰るときは、すなわち、彼らが従軍の間にできた債務のために、すぐさま奴隷の域に落とされるときであったことを知っている。見よ、かの戦争のあいだ、富者の田畑は常にその臣属・奴僕によって耕耘灌漑されているが、貧者の田は、まったく荒廃して雑草の生い茂るのに任せるほかはなかったではないか。そして債務が発生し、そして、売られて奴隷となる。(彼らは敵国敵陣を憎悪した。けれど彼らの同胞が敵と同じようにその自由と富を奪っていることに気づいていない) 

 戦争は盛大な花火大会だ。と揶揄する意見を思い出しました。

その花火大会にはお金がかかるので、幅広く増税され、兵士であれば経済的負担のみならず命を危険にさらさなければならなくなります。たとえ勝っても上記のように多くの人が(個々人の経済活動を中断せざるをえなくなるおかげで)貧困化してしまう。

儲かるのは武器商人くらいじゃないでしょうか。

 

これを裕福な指導層と低賃金層の図として読めば、

身近に感じられて分かりやすいのではないかと思います。

帝国主義を論ずでは愛国心とは人心コントロールであると喝破しています。今も支持率が低かったり不満を抱えている人が国内に多いと、ズルイ指導者は問題は解決せずに外に敵を作ってそれを発散させようとします。

この図に気づかずに操られている人がとても多い。

 

指導者が生き残るために争いをあおっている場合もありますので

懸命な人はこれに操られないようにしてください。

そもそも懸命な指導者は、孫子の兵法で説いているように、争いを避け、最後の手段としてとっているものです。

 

 


民衆にとって平和は最重要インフラ


 

戦争を軽々しく口にする人はガンダムみたいなのを想像しているのではないかと思うことがあります。あれ戦争じゃなくてアニメだからね?(蒼生が学生だった頃、学校が嫌いすぎる友人が、これなら戦争の方がいいとか言っていてアホすぎるだろとあきれた記憶があります。十年以上たってもまだ覚えているのでその一言がよほど衝撃だったのでしょう。ガンダムが大好きな人でした)

 

戦争論でありながら戦争を避けることを第一に掲げる孫氏の兵法では

こう理由を述べています。

 

亡国は以てまた存すべからず、死者は以てまた生くべからず

 

戦争は勝っても負けても多大な犠牲を払います。

こんな当たり前な事なのに忘れがちな人が多い。(一部政治家も)

 

人は死んでしまえば生き返らないし、国は滅んだら元に戻らない。だからこそ簡単に戦を口にするような軽薄を戒めています。

イラク戦争から帰還した自衛隊員の多くはPTSD心的外傷後ストレス障害)に悩まされているようです。たとえ体は無事でも、それだけではすまないのが戦争という極限状態です。

 

 

くだらない事で戦争をするな。唐の太宗

唐の太宗のもとに無礼な使者が来たときの話です。今のベトナムのあたりにリンユウという国があったそうです。そこの使者の態度が横柄だったとして、朝廷内にリンユウを討伐すべしとの声が上がったそうです。

それに太宗は反対したそうです。

「兵は凶器である」

「古来、いたずらに兵をもてあそんだものは、いずれも滅んでいる。軽々しく軍を動員するなどもってのほかだ。しかもリンユウを討つには険阻な山々を越えねばならぬ。かの地にはまた風土病が流行っていると聞く。遠征の将兵がそのような病に倒れれば、かりに勝利を収めたとしても、何の益があろう。かの国の使者の向上にいささか不穏当な表現があったとしても捨て置けばよい」

ちょっと腹が立ったくらいで軍を動かすな。ほっとけ、と。

名君ですね。感情に流されず大所高所から冷静に分析している。

 

人間は感情で動いてしまいがちなので、どんな時もこういう風に冷静に判断するためには戦争はリスクがあるということを常に 思い出す必要があります。

ビジネスの世界でも同じでしょう。一つの決断が会社の存亡に関わるかもしれない。

兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり

 

争いのある場所で一人平和を貫くことはできなかった時代。

その場合、

戦うよりももっといい方法がある、と孫氏の兵法では教えています。

それはまた今後。

 


 

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