蒼生 セミリタイア。生きること自体の問いに答える生き方。

小説家兼イラストレーターの蒼生が気ままに書いているブログ。Twitter https://twitter.com/sousei0303 mail: sousei_novel@yahoo.co.jp

夏目漱石 夢十夜 第六夜 芸術を描写するということ

youtu.be

こんにちは、蒼生です。

今日は夢十夜第六夜です。

主人公は運慶が仁王をほっているというからそれを見に行くが

そこには既に多くの見物人がいた。

しかし不思議なことには皆明治の恰好をした明治の人だ。

でも運慶は平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した人で、

彼だけがなぜかタイムスリップしてきたか、それともそのまま生きながらえていたのか見物人もきにせず仁王をほっている。

その様子が素晴らしくて、主人公は・・・

という話です。

運慶の彫刻の様子や見物人の様子が面白い作品です。

そして、主人公が運慶の腕に感心していると見物人が話しかけてきました。

「よくああ無造作むぞうさに鑿を使って、思うようなまみえや鼻ができるものだな」と自分はあんまり感心したから独言ひとりごとのように言った。するとさっきの若い男が、
「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中にうまっているのを、のみつちの力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」と云った。
 自分はこの時始めて彫刻とはそんなものかと思い出した。はたしてそうなら誰にでもできる事だと思い出した。それで急に自分も仁王がってみたくなったから見物をやめてさっそくうちへ帰った。 

 なるほど!

漱石は小説家なのでどうやって彫るかといった技術的なことはわからない。

拙作 桜の花が舞う頃に君と出会い 

はFXトレーダーと画家の話で、

どうやって絵を描く様子を言葉で表現しようかと考えながら書いた作品です。

 

sousei.booth.pm

(短編小説で大賞をとった作品なのでよかったら読んでみてください)

でも蒼生は実際絵を描いて生活してるのでその辺の技術はわかります。

対する漱石は絵を描いていたわけではないので分からない。

感覚的にわからない、そのことを逆手にとって作られたのがこの作品だと思います。

 

 

 

彫刻なんてわからない!それなのにどうやって運慶の技術を描写するのかといえば、

この木の中にすでに埋まっているのだ。という一言で見物人が表現しています。

これはよく言われることですが

芸術家はそのキャンバスなり木なり石の中に、すでに表現すべきものを見出している、と

で、しかもここが夏目漱石の逆手にとるアイデアです。

主人公は芸術家ではないので、見物人の言葉を表面的に理解して真似しようとします。

結果うまくいかない!!!!

最後の終わり方は頓智がきいているな、と思います。

 

 社会貢献度の高いアルバイトで副収入

分からないことを表現するにはどうしたらいいのか!?

分からないことを表現すればいいのだ!ということです。

ぜひ聞いてみてください。

芸術方面がわかる人なら、漱石のこのオチのつけ方は面白いと思います。

さて明日から熊本なんですが

ちゃんとYOUTUBEの方はアップしますよ!(ブログはわかんない) 

 

ツイッターのフォローも大歓迎。

蒼生    https://twitter.com/sousei0303 

VtuberSOU https://twitter.com/VtuberSOU

チャンネル登録もよろしくね!!

YOUTUBEチャンネル SOUと蒼生のチャンネルがあるよ!

u0u0.net

u0u0.net

  

小説ただひとは下記サイトにアップしています。ぜひ読んでみてください。

BOOTH 

urx2.nu

キンドルアンリミテッド「小説ただひと」電子書籍 http://qq2q.biz/RWa5

PIXIVFANBOX https://www.pixiv.net/fanbox/creator/40704350 

NOTE 

https://note.mu/sousei_novel